成分辞典

PEG-40水添ヒマシ油

安全性が高い乳化剤、可溶化剤です。
水分と油分を乳化し、乳液やクリームの剤型にして品質を安定に保つために使用します。

ヒマシ油に水素添加して酸化安定性を高めた水添ヒマシ油(硬化ヒマシ油)にポリエチレングリコールを付加重合して得られる白色ペースト状の非イオン性の界面活性剤です。
乳化・可溶化にすぐれた安全性の高い界面活性剤成分として、化粧品や医薬品に幅広く利用されています。


※界面活性剤・乳化剤とは、
水と油の境目「界面」に作用して、水に油を溶かし込んだり、水と油を懸濁(クリームや牛乳のように濁った状態)させる成分です。一つの分子の中に、水になじみやすい親水性の部分と、油になじみやすい親油性の部分を持っていて、水と油が混じり合う仲立ちをします。
粉体などの固体と水や油の境目も界面と言い、同様に界面活性剤を用いて液体の中に固体を綺麗に分散させることもあります。

界面活性剤は、水に溶かした時にプラスとマイナスに分かれイオンとなるイオン性界面活性剤と、イオンにならずそのまま溶解する非イオン(ノニオン)性界面活性剤に大きく分類されます。イオン性界面活性剤はさらに、陰イオン(アニオン)界面活性剤、陽イオン(カチオン)界面活性剤及び両性界面活性剤に分類されます。
活性剤分子の中の親水性の部分と親油性の部分の形状、大きさによって、相性の良い油や有効成分などがあり、それが活性剤の個性となります。化粧品には一種類の活性剤ではなく、数種類の活性剤を配合するのが一般的です。

石けんや洗顔料に配合している活性剤は皮脂汚れを落とす作用の強いイオン性界面活性剤が、乳液やクリームには油分や有効成分を安定的に溶解、分散し、かつ安全性の高い非イオン性界面活性剤が使用されます。
界面活性剤は化粧品だけでなく、マーガリンやドレッシングなどの食品や目薬などの医薬品、ペンキや糊などの工業製品など幅広く使用されています。

一般名、別名:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.)
INCI名:PEG-40 HYDROGENATED CASTOR OIL

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