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スキンケア事典

No.02-09 抗酸化酵素のはたらき

抗酸化とは、物質の酸化反応を防ぐこと。
金属がサビたり、切ったリンゴが変色したりなどの酸化反応が、肌にも起ります。

肌の酸化とは、空気中の酸素や汚染物質、紫外線などから、「活性酸素」という反応性が強くて不安定な酸素が発生し、それが皮脂や肌を構成する脂質と反応すること。
活性酸素は、体内に侵入した細菌やウィルスを撃退するなどの有効な働きもありますが、肌の酸化により「過酸化脂質」が作られ、まざまな肌トラブルを引き起こすことになります。

このような肌トラブルの元である酸化反応を防ぐために、体内には2つの抗酸化システムが備わっています。
ひとつは抗酸化酵素。
「スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)」や「カタラーゼ」といった酵素が、増えすぎた活性酸素を無害化します。
もうひとつは生体の抗酸化物質。
ビタミンEやビタミンC、カロテノイド、ポリフェノールなど、生体系の物質も抗酸化作用があります。

活性酸素は数種類あり、この2つの抗酸化システムがあることで健やかな肌、健康な体を保つことができます。
抗酸化酵素の産生は20歳頃をピークに減少すると言われていますが、いずれにしても、食事を中心として、化粧品やサプリメントなどで抗酸化物質を取り入れることは、肌の酸化を防ぐために有効です。

酸素は生きていくうえで必ず必要なもので、活性酸素からは逃れることはできません。
酸素は避けられないにしても、活性酸素を増加させるものは、汚染物質、紫外線、食品添加物、タバコ、ストレス、暴飲暴食などがあり、いくつかは避けることができそうです。
活性酸素をできるだけ発生させずに、抗酸化物質を取り入れるよう心がけることで、化粧品によるスキンケア以外でも肌トラブルを防ぐことが可能です。


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