スキンケア事典
No.03-08 スキンケア製品の保管
化粧品は安全性を保つように考慮して作られていますが、一度開封すると、酸化や水分蒸発などで劣化が少しずつ進みます。
また、手や空気中の雑菌や目に見えないホコリなどが付着することによって、変質の原因になることもあります。
開封後でも安全性はもちろん、肌への効果を低下させないために、化粧品の取り扱いは重要なポイントです。
- 化粧品容器の中栓やノズル、または中身に直接触れるツール(泡立てネット・スパチュラ・パフなど)は、清潔なものを使用します。
- 中身を手にとり過ぎた場合でも、一度出した中身は容器に戻してはいけません。
- 使用後は容器の中栓やノズルの口に残った中身をきれいに拭き取り、しっかりキャップを閉めます。
- 容器の外側にも雑菌や目に見えないホコリなどが付きます。それらを一緒に肌に塗りこまないために清潔にしておきます。
- 温度変化の激しいところやバスルームなどの高温多湿、直射日光のあたる窓際や車の中などに放置してはいけません。
- 冷蔵庫に保管する場合、使用の時だけ取り出して、すぐに冷蔵庫へ戻します。また、使い切るまで冷蔵庫に保管します。
- 長期間保管することはできるだけ避け、決められた使用方法、容量を守ったうえで、早めに使い切るようにします。
化粧品は未開封の状態であれば3年程度は安全に使用できますが、セラ コスメティックスの製品は配合されている美容成分の濃度が高く、また、肌に刺激となる可能性がある防腐剤(パラベンやフェノキシエタノールなど)を配合していないことから、安全性と肌への高い効果を感じていただくために未開封の状態で約1年程度とご案内しています。
この未開封の使用期限目安はセラ コスメティックスの製品に限らず、冷暗所と言われる直射日光があたらない場所、温度の高くならない場所に置かれた場合に限ります。
特に紫外線は化粧品成分の変質を起こし、温度は高温になるほど化学反応などが促進されます。
未開封であってもできるだけ早めに使用することが安心で、肌のためにはベストです。
しばらく使用していなかった開封済みの化粧品や、未開封であっても長期間保管していた化粧品は、使用期限内であっても、使用前にチェックをします。
- におい
微生物による汚染がいちばん危険で、においが発生します。
腐ったり、酸っぱいようなにおいがすれば使用できません。 - 形状・色
微生物や化学反応によって変質します。
変色や分離、浮遊物や沈殿などがあれば、使用できません。
判断がつきにくい場合や心配な場合は、肌で試すのではなく、使用前に化粧品のメーカーに問い合せましょう。
この項目のタグ
- クレンジング、
- 洗顔フォーム、
- 化粧水、
- 乳液、
- 美容液、
- パウダー、
- ピーリング、
- 日焼け止め
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