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スキンケア事典

No.02-08 化粧品の成分で起る刺激やかぶれ「接触皮膚炎」とは?

化粧品が原因で発生するトラブルとして、ヒリヒリとした痛みや、赤いかぶれ、かゆみなどの症状が出る「接触皮膚炎」があります。
接触皮膚炎は大きく分けて「刺激性」と「アレルギー性」に分類されます。

刺激性接触皮膚炎
肌に接触した刺激物質が、皮膚の許容濃度を越えて作用することから起る炎症。
刺激物質が接触して数時間以内に、紅斑(赤み)や、一過性のヒリヒリとした痛み、かゆみなどの症状が、接触した部分に現れます。
刺激物質は、化粧品、洗剤、薬品、植物、灯油やガソリン、虫など、さまざまなものが考えられ、その量や濃度、接触時間によって、反応の有無や炎症の程度は異なります。
化粧品や洗剤、薬品などの場合、通常の使用方法では刺激を起こさない製品でも、使用方法を誤ると起こりうる炎症です。
また、接触時の肌状態によっても異なり、体調不良や季節の変わり目、乾燥、ストレスなどで角質層のバリア機能が低下すると、より刺激性接触皮膚炎を起こしやすくなります。

また、物質に紫外線などの光が照射されて刺激物質となる「光毒性接触皮膚炎」があります。
物質が接触している部分に紫外線(UV-A)があたり、活性酸素が発生することから起る炎症で、症状は刺激性接触皮膚炎と同様です。

アレルギー性接触皮膚炎
肌に接触したアレルゲンを、免疫システムの抗体が排除することから起る炎症。
刺激性接触皮膚炎は誰にでも起る可能性がある炎症ですが、アレルギー性接触皮膚炎は特定の異物に対して体が過剰反応を起こす方に限り発症する炎症です。
アレルゲンに接触して数分後〜48時間をピークに、強いかゆみや、紅斑(赤み)、腫れなどの症状が、接触した部分を越えて広範囲に現れます。
アレルゲンは、細菌、化粧品、洗剤、薬品、植物、食品、金属やゴム製品などが代表的ですが、接触するもの全部が原因となる可能性があり、量や濃度、接触時間、肌状態に関係なく、対象のアレルゲンに接触するたびに発症します。

また、物質に紫外線などの光が照射されてアレルゲンとなる「光アレルギー性接触皮膚炎」があります。
紫外線があたらない状態ではアレルギー反応が起らない物質でも、紫外線(UV-A)があたることで化学変化を起こしてアレルゲンとなるパターンがあり、そのアレルゲンに対して過剰反応を起こし発症する炎症です。
症状はアレルギー性接触皮膚炎と同様です。

  • 原因の分かるものはただちに使用を中止する。
  • 炎症が起った部分を水やぬるま湯で洗い流す。
  • 炎症が起った部分を冷やす。
  • 手で触れたり、掻いたり、タオルなどでこすったりしない。
  • 直射日光を避ける。
  • 皮膚科を受診し、炎症をおこした状況を正確に伝える。

かぶれなどの炎症が起りやすい方や、化粧品に不安がある方は、皮膚科に相談することをおすすめします。
皮膚科ではパッチテストという検査方法で、アレルゲンを調べることができます。
検査によって原因が特定できれば、生活の中で使用するものに注意することが可能です。

化粧品には配合されている成分が各製品に記載されており、全成分を確認することができますが、成分名はさまざまな名称で表記されていることがあります。
セラ コスメティックス製品の成分についてご心配のお客さまは、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談・お問い合わせください。
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また、かぶれなどの炎症が起りやすい方に限らず、新しい製品や、リニューアルされた製品を初めて使用する際には、セルフパッチテストを行い、炎症が起らないかを確認することが大切です。
アレルギーや炎症のチェック「セルフパッチテスト」


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