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スキンケア事典

No.01-03 表皮の構造

肌のいちばん表面にある表皮。
外界の刺激から肌を守り、肌内部の水分蒸発を防ぐバリアの役割があります。

表皮は絶えず生まれ変わって、いつでも新鮮なシート状の細胞が覆っています。
厚さは平均で約0.2mmほどで、4層から構成されています。

表皮を構成する細胞の約95%はケラチノサイトです。
この細胞は、表皮のいちばん下にある基底層で生まれます。
基底膜に接する基底細胞が1〜2週間に一度分裂し、ひとつはそのまま基底細胞として残り、もうひとつは肌表面に向かって移動しながら形を変化させていきます。
基底細胞→有棘細胞→顆粒細胞→角質細胞
このことを「角化」といいます。
細胞は単に重なっているのではなく、細胞同士はデスモソーム(タンパク質複合体)という接着構造でつながっています。
肌表面に出た細胞はバリアとなって肌を守り、その後タンパク分解酵素によって接着構造を分解。アカとなってはがれ落ちて新しい細胞と入れ替わります。
このシステムを「ターンオーバー」といいます。

角質層
・脱核して死んだ細胞
・角質細胞が何層も重なっていて、中に約20〜30%の水分が保たれている
・外からの刺激(細菌・化学物質・紫外線など)が体内に入らないように守る
・体内から水分が蒸発しないようにうるおいを守る
・角質層によって肌の状態が決まる

有棘層、顆粒層
・角質細胞になる前の生きた細胞
・ランゲルハンス細胞も存在し、「生きた臓器」として働いている
・摩擦などの外的刺激を神経に伝える
・アレルギー反応を起こす

基底層
・基底膜を通して真皮にある血管から栄養や酸素を受け取り、細胞分裂によって新しい表皮細胞を生み出す
・紫外線に反応してメラニンをつくり出すメラノサイトが存在


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