スキンケア事典

No.02-01 角質層のはたらき

角質層は外界の刺激から肌を守るだけではなく、肌の保湿について重要な働きをしています。
わずか0.02mmほどの薄い角質層ですが、約20%の水分を含んでいます。
その水分を守るために働いているのが「NMF(Natural Moisturizing Factor:天然保湿因子)」と「細胞間脂質」です。

NMF
アミノ酸など水溶性の成分で構成され、角質細胞内に存在。
スポンジのように皮膚内部の水分を取り込んで角質細胞内の水分を保つ役目。

細胞間脂質
セラミドなど複数の脂質で構成され、角質細胞の間に存在。
「ラメラ構造」によって角質層の水分を保ち、水分を含んだNMFの流出を防いだり、水の透過や刺激物質の侵入を防ぐ役目。

角質層にはこのようにNMFと細胞間脂質による水分を取り込んで逃がさない2つの保湿機能が備わっています。
このNMFと細胞間脂質は、肌の生まれ変わりのしくみ「ターンオーバー」の基底細胞から角質細胞に変化する角化の過程で作られます。
ターンオーバーが正常でないと、この2つの肌の保湿機能が不十分になることがあります。
肌の生まれ変わりのしくみ「ターンオーバー」とは?

また、肌の保湿機能は、加齢や季節の変わり目などで特に低下しやすく、さらに、NMFと細胞間脂質は発汗や洗顔によっても流れ落ちてしまいます。
そのため、肌の保湿成分の代わりとして化粧水や乳液などで水分と油分を補い、肌の保湿力を高めるための有効成分を補うことで、化粧品は肌のサポートをすることができます。
基本ステップ2「補うケア」

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