スキンケア事典
No.06-01 基本ステップ3「守るケア」
有害な紫外線から肌を守るステップ。
紫外線のパワーは強く、太陽の光の下はもちろん、日陰や屋内などでも思った以上に多く浴びているもの。
紫外線は急激な炎症を引き起こす日焼けや、細胞の損傷など、さまざまなダメージを与えます。
肌老化の80%の原因が紫外線によるものと言われ、肌の紫外線防御機能を担う「メラニン」によって、シミやそばかすが作られ、美容のうえでは大きな問題となります。
また、紫外線で皮脂が酸化すると、ニキビやかぶれなどの炎症を引き起こすこともあります。
→ 肌にダメージをあたえる「紫外線」とは?
これらのトラブルを引き起こす紫外線から肌を守るには、日傘や帽子、衣類などで紫外線をできる限り浴びないようにガードするほか、肌の上で紫外線をカットする日焼け止め化粧品が有効です。
また、美白成分が含まれる化粧品では、浴びた紫外線のダメージを肌の内側で防ぐ機能もあり、化粧品によって健やかな美しい肌をキープすることができます。
→ 日焼け止め・UVの選び方とケア方法
日常生活で浴びた紫外線は日々蓄積され、やがて肌トラブルとなって現れる量になります。
紫外線によるダメージは簡単に受けてしまうけれど、それを修復することはなかなか難しいこと。
毎日のUVケアは単に日焼けを防ぐだけではなく、将来の肌を大きく左右する重要なスキンケアです。
特に紫外線による影響を受けやすい次のような時期は、UVケアを強化するようにします。
・肌あれや乾燥などのトラブルで肌のバリア機能が弱まっている時
・ピーリングなどで古い角質をすっきり落とした日やその翌日
・ストレスがたまって副腎皮質ホルモンが分泌されている時
・女性に限り、生理前や妊娠中の黄体ホルモンが分泌されている時
→ 肌コンディションを左右する「ホルモン」とは?
紫外線から守るアイテム
- 紫外線による日焼けを肌の外側で防ぐアイテム
日焼け止め(UVクリーム、UVジェル、UV乳液など)、化粧下地、ファンデーション、フェイスパウダー、リップクリームなど
サンケア指数「PA」「SPF」の表示がある製品
→ 日焼け止め製品一覧 - 紫外線によるダメージを肌の内側で防ぐアイテム
日焼け止め(UVクリーム、UVジェル、UV乳液など)、化粧水、乳液、美容液、クリームなど
美白成分が配合されている製品
→ ブライトニングケア製品一覧
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スキンケア事典の関連する項目
・No.02-05メラニンのはたらき
・No.02-06肌にダメージをあたえる「紫外線」とは?
・No.02-08化粧品の成分で起る刺激やかぶれ「接触皮膚炎」とは?
・No.03-07アレルギーや炎症のチェック「セルフパッチテスト」
・No.03-08スキンケア製品の保管
・No.04-05古い角質を取り除く「ピーリング」
・No.05-01基本ステップ2「補うケア」
・No.05-06「マッサージ」と「ツボ押し」で血行促進ケア
・No.06-02日焼け止め・UVの選び方とケア方法
・No.06-03紫外線防止効果の目安「PA」と「SPF」
・No.06-04日焼け止め「紫外線吸収剤(ケミカル)」と「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」
・No.07-01肌トラブル別スキンケア「毛穴」
・No.07-02肌トラブル別スキンケア「ニキビ」
・No.07-03肌トラブル別スキンケア「乾燥」
・No.07-04肌トラブル別スキンケア「しわ・たるみ」
・No.07-05肌トラブル別スキンケア「くすみ・キメ」
・No.07-06肌トラブル別スキンケア「シミ・そばかす」
・No.07-07肌トラブル別スキンケア「目の下のクマ」
・No.07-08肌トラブル別スキンケア「敏感肌・ゆらぎ肌」
・No.07-09肌トラブル別スキンケア「アトピー肌」
・No.08-01春(3月・4月・5月)の肌とスキンケア
・No.08-02夏(6月・7月・8月)の肌とスキンケア
・No.08-03秋(9月・10月・11月)の肌とスキンケア
・No.08-04冬(12月・1月・2月)の肌とスキンケア