成分辞典

フェルラ酸

抗酸化作用やメラニン色素の生成抑制作用などがあります。

フェルラ酸はチロシンと構造が似ているためチロシンがメラニン色素へと変化をする箇所で入れ替わることによりメラニン色素の生成を抑制すると考えられています。
また、ポリフェノールの一種で活性酸素消去作用があり抗酸化力があります。
ビタミンCビタミンEとあわせて使用するとチアミン二量体を形成して皮膚を保護します。

波長の長い紫外線(UV-A)を吸収する作用が強く、光に対しての保護作用があります。

酸化防止剤、変色防止目的として食品添加物としても使用されます。
内服として、成長ホルモン合成促進作用、血糖値降下作用、血圧降下作用、癌などの腫瘍やアルツハイマー病に対して有効とされています。


※フリーラジカル(主に活性酸素)とは、
酸素は通常2つの酸素原子がくっついて酸素分子O2として空気中などに存在します。
その酸素分子に紫外線や電磁波などのエネルギーが加わったりすると、原子状態の酸素(O・)や電子状態が不安定な高いエネルギーを持つ酸素分子(O2・-、HO・)となり、それを「活性酸素」と呼びます。
非常に反応性が高く、生体内では白血球の殺菌作用など多くの生理現象に関与します。有効な作用がある反面、細胞を直接的あるいは間接的に傷つけ、老化の一因をつくります。
フリーラジカルは他の気体分子(チッ素や塩素など)や有機化合物でも発生しますが、老化に係わるフリーラジカルは主に活性酸素となります。

※メラノサイトとは、
メラニン色素を産生する細胞です。恒温動物の表皮内・毛根・脳軟膜・眼球などに散在します。

メラニン色素とは、
種々の動物の組織内にある褐色ないし黒色の色素です。
一般にフェノール化合物、特にチロシンから黒色素胞およびメラノサイトの中で生合成され、その量により毛髪や皮膚および目の網膜の色が決まります。

※ポリフェノール、フラボノイド
5,000種類以上もの類似した作用を持つ成分の総称です。
種類によってそれぞれ作用が違いますが、肌への主な作用として、抗酸化作用、収れん作用、消臭作用、美白作用などがあります。
ほとんどの植物に存在し、光合成によってできる植物の緑、青紫、赤、茶色などの色素や苦味の成分の総称です。
緑の葉、秋の紅葉、赤ワインの赤色、カカオやコーヒーの茶色、イチゴやブルーベリーの色素、紫芋の紫色、柿の渋味成分、ウコンの黄色などポリフェノールは数千種類あると言われています。
古くから使用されてきましたが、近年、抗酸化作用が注目され、エイジングケア成分として食品や化粧品に積極的に配合されるようになりました。
動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上、消化器や代謝疾患を改善すると言われています。
ポリフェノールとフラボノイドは厳密に言えば定義が違いますが、ほぼ同じ成分の事を言っていると考えて差し支えありません。

INCI名:FERULIC ACID

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