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スキンケア事典

No.07-08 肌トラブル別スキンケア「敏感肌・ゆらぎ肌」

敏感肌とは、化粧品にピリピリした刺激やかゆみ、肌が赤くなるなど、肌あれやかぶれトラブルを起こしやすい肌のこと。
肌が過敏に反応している場合や、アレルギー反応を起こしている場合にこのような症状が現れます。
化粧品の成分で起る刺激やかぶれ「接触皮膚炎」とは?

敏感肌では、本来もっている肌の性質として保湿力が弱いため、肌が乾燥していることが多い傾向にあります。
肌の保湿機能が不十分になり乾燥にかたむくことで、肌の水分は蒸発しやすく、また、肌のバリア機能も弱まって外界からの刺激を受けやすくなります。
すると、化粧水がしみたり、肌が赤くなったりと、肌が過敏な反応を示します。

また、本来もっている肌の性質以外にも、スキンケアが適切に選ばれていない、行われていないことによる肌の保湿力低下や、トラブルを完治できずに、未熟な細胞の生まれ変わりが繰り返される悪循環になっているケースもあります。

一方、本来は健康な肌が一時的に過敏になることで、敏感肌だと思い込んでいる方も多いようです。
季節の変わり目や気候、体調、生理周期、ストレスなど、肌の状態もそのバイオリズムとともに変化するもの。
一時的に過敏な状態の肌をセラコスメティックスでは「ゆらぎ肌」として分類しています。
肌状態がゆらぐことはごく自然のことですが、ゆらぎの幅を最小限におさえたいところ。
バイオリズムにあわせてスキンケアを適切に選び、行うことや、肌の変化を見逃さず、早めに対応することが有効です。
あまりにトラブルが長引いて深刻化していくと、敏感肌に移行する可能性もあります。

敏感肌とゆらぎ肌、いずれの場合も正しい保湿ケアを行い、角質層のバリア機能を回復させることで、敏感な状態を抜け出せることがあります。

ただ、過敏に反応している時は、さまざまな原料に対して刺激を受ける可能性があります。
たとえ敏感肌用の低刺激化粧品だとしても、すべての肌で刺激が起らないというわけではありません。
できるだけシンプルなケアで、肌を保護しながら刺激を与えないことが大切です。

炎症が慢性化していたり、繰り返し炎症が起る敏感肌の場合は、化粧品に含まれる特定の原料や化粧品以外で肌に触れるものが原因になっていることもあるため、早めに皮膚科を受診してください。

スキンケア

  • 落とすケア
    洗顔は洗浄力が弱めの洗顔料を使用し、摩擦が起らないようやさしく手早く洗顔を行います。
    クレンジング(メイク落とし)や洗顔時、タオルで拭く時など、特に摩擦が起らないよう注意します。
    基本ステップ1「落とすケア」

  • 補うケア
    肌に刺激を感じたり、赤くなったりする症状が現れる化粧品は、保湿目的の製品でも無理に使用しません。
    いつも使っている化粧水でもしみるような時は、積極的な保湿ケアは逆効果。
    水分の多いアイテムは、水分によって一時的に角質層のバリア機能を低下させ、有効成分を浸透させる効果があります。
    肌が過敏に反応している時は、刺激が強過ぎることがあるため、水分の多い化粧水や美容液は使用をストップ。
    炎症反応を抑える肌あれ防止成分や、外界からの異物侵入を防ぐ肌表面の保護成分が配合された低刺激性のクリームで、シンプルなスキンケアを行います。
    肌への刺激や炎症を最低限に抑え、肌の水分蒸発も防ぐことができるため、肌がより安定しやすくなります。
    肌が安定している時は、保湿重視のスキンケアをメインに、肌に合ったアイテムを選びます。
    初めて使用する化粧品は、低刺激化粧品でもセルフパッチテストを行うと安心です。
    アレルギーや炎症のチェック「セルフパッチテスト」

    保湿ケアとは、肌が自ら水分を保つ力を高めること。
    肌表面や角質層内で水分を吸収し、肌の水分を保持する保湿成分や、肌の水分が蒸発するのを防いで水分を保持するエモリエント成分が配合された化粧水乳液美容液で、肌の保湿力をアップさせるケアを行います。
    敏感肌のスキンケアでは、各アイテムを使用する時に摩擦がおこらないよう、コットンではなく手でおさえるようにやさしくなじませます。
    保湿力がアップすることで、肌のバリア機能も回復し、外界からの刺激を受けにくくなります。
    基本ステップ2「補うケア」


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