スキンケア事典

No.08-04 冬(12月・1月・2月)の肌とスキンケア

気温も湿度も下がり、紫外線量は一年で最も低下します。
この季節のポイントは血行促進と乾燥対策です。

ヒトのからだは寒さを感じると肌の血管を縮めることで血液の流れる量を減らし、からだの体温低下を防いでいます。
そのため、気温の低い冬の肌は血行不良になりがち。
血行が悪くなると、肌が暗くくすんでみえたり、くまが目立ってきたりするほか、肌の代謝に必要な栄養や水分が不足することで、保湿機能やバリア機能の弱い細胞ができ、乾燥を進行させます。
肌あれや肌老化にもつながるため、入浴やマッサージによって血行を良くすることが必要になります。

スキンケア

  • 補うケア
    血行促進成分が配合されたアイテムでケアを行います。
    マッサージやツボ押しをプラスするとさらに効果的。
    セルフマッサージでは摩擦で肌に負担をかけないよう、マッサージに適した美容液クリームを使用します。
    無理な力をかけずに、ゆっくりリラックスをしながらやさしく行うことがポイントです。
    血行が良くなることで、乾燥や肌荒れ、くすみなど、冬の肌トラブルを防ぐことが期待できます。
    基本ステップ2「補うケア」

肌のうるおいは、肌のいちばん表面の角質層に存在する「NMF(天然保湿因子)」と「細胞間脂質」、肌表面に広がる「皮脂膜」、この3つの保湿因子によって保たれています。
NMFは角質細胞内の水分を保つ役目を、細胞間脂質は角質層の水分を保ち、水分を含んだNMFの流出を防ぐ役目を、皮脂膜は肌内部の水分蒸発を防ぐ役目をしています。
角質層のはたらき
皮脂膜のはたらき
保湿因子のNMFと細胞間脂質は、肌の生まれ変わり「ターンオーバー」の過程で作られますが、冬の血行不良などによって、この2つの肌の保湿機能が不十分になり、肌は乾燥にかたむきます。
また、冬は肌表面の温度も低い状態。
油分は低温になると流動性が低下するため、分泌された皮脂が肌表面に広がりにくくなります。
皮脂膜が肌を覆うまでに時間がかかり、その間肌の水分が蒸発しやすくなります。

カラカラに乾いた湿度の低い冬は、ただでさえ肌の水分が蒸発しやすい環境。
乾燥が進めば、肌のバリア機能も低下し、外界からの刺激を受けるなどして肌あれに移行します。
冬は紫外線量が少ないため、油断しがちですが、乾燥や肌あれによってより紫外線の影響を受けやすくなります。
晴れた日は特に雪やアスファルトなどに反射して空気中に散乱することもあり、紫外線対策は年間を通して行う必要があります。
肌にダメージをあたえる「紫外線」とは?

スキンケア

  • 落とすケア
    毎日の洗顔は、脱脂力が弱めの洗顔料を使用し、摩擦が起らないようやさしく手早く洗顔を行います。
    肌表面の皮めくれや毛羽立ちなど荒れた部分がある場合は、こすることで悪循環になることも。
    クレンジング(メイク落とし)や洗顔時、タオルで拭く時など、特に摩擦が起らないよう注意します。
    基本ステップ1「落とすケア」
  • 補うケア
    肌表面や角質層内で水分を吸収する保湿成分や、肌の水分が蒸発するのを防ぐエモリエント成分が配合された化粧水乳液美容液で、水分を保つ力を高める保湿ケアを行います。
    また、乾燥や肌あれを起こした肌は外界からの刺激を受けやすくなっているため、肌表面の保護成分や、肌あれ防止成分なども補うことで、肌が正常に戻ろうとする力をサポートすることができます。
    肌が安定している時は、フェイスパックなど保湿重視のスペシャルケアもおすすめ。
    乾燥による小じわを防いだり、乾燥で粗くなりがちのキメを整えたりなど、冬にはぴったりのケアです。
    基本ステップ2「補うケア」

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