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スキンケア事典

No.07-01 肌トラブル別スキンケア「毛穴」

目立つ毛穴のトラブルは「つまり毛穴・黒ずみ毛穴」「脂毛穴・開き毛穴」「たるみ毛穴・帯状毛穴」の3タイプに分けられます。
肌を観察して、適切なスキンケアを行うことがポイントです。

つまりやすくなっている毛穴に、皮脂や古い角質が混ざった汚れがつまることで目立っている状態。
額から鼻の「Tゾーン」と小鼻付近の頬に多いのが特徴です。
毛穴がつまりやすくなる原因として、角質肥厚が考えられます。

肌の生まれ変わりのしくみ「ターンオーバー」が正常ではない場合に角質肥厚が起ります。
肌の表面にある表皮では、新しい細胞が生まれ、やがて角質細胞になり、古い角質はアカとなってはがれ落ちます。
このターンオーバーによって毎日少しずつ生まれ変わっていますが、食事や睡眠などの生活習慣、ストレス、女性の場合は生理前など、これらが原因で引き起こされるホルモンバランスの崩れ、肌の老化、季節、間違ったスキンケアなどの影響で角化異常が起こり、古い角質がはがれ落ちずに肌にとどまることがあります。
すると、角質層は厚く固くなり、毛穴がつまりやすい状態になります。

つまりやすくなっている毛穴に、古い角質やメイクアップ料などの汚れ、皮脂が混ざり合うことで、毛穴をふさぐフタ「角栓」がつくられ、毛穴の中でたまった皮脂が固まり、つまった状態になります。

スキンケア

  • 落とすケア
    毛穴をつまらせるメイクアップ料や皮脂、古い角質などの汚れをしっかり落とすこと。
    つまった汚れは、こすれば落ちるわけではありません。
    毎日のメイク落とし洗顔をやさしく丁寧に行います。
    洗顔前に、入浴や人肌程度の蒸しタオルで温めたると、油性の汚れの流動性が高まり、また、角質が膨潤して皮脂や汚れが落ちやすくなります。
    肌の状態が安定している時に、厚くなった古い角質を落とすピーリングやクレイパックなどを行います。

    定期的に行うことで、毛穴トラブルを防ぐことができます。
    古い角質を落とすスペシャルケアの後は、肌の水分が蒸発しやすく、また、紫外線の影響を受けやすくなります。
    化粧水乳液などによる保湿ケアと、日中はUVケアを行います。
    洗顔も古い角質を落とすスペシャルケアもやり過ぎると、乾燥や肌あれなど、別のトラブルをまねくことも。使用方法を守って行います。
    基本ステップ1「落とすケア」

  • 補うケア
    毛穴の汚れを落とした後は、毛穴が広がった状態のままにならないように、毛穴の周囲をふっくらとさせる保湿成分や、肌を引き締める収れん成分が配合された化粧水美容液でケアを行います。
    基本ステップ2「補うケア」

皮脂分泌量が多く、皮脂腺の出口も大きくなって目立っている状態。
顔全体、特に頬に多く、脂っぽいのが特徴です。
毛穴が大きくなっている原因として、過剰な皮脂分泌が考えられます。

毛穴は遺伝的な要素があり、皮脂腺が大きく発達していれば、目立ちやすい傾向があります。
そして、皮脂分泌量はホルモンの変化に影響を受けます。
男性ホルモンは皮脂の分泌を促進するため、個人差はありますが、男性の方が女性より皮脂分泌量が多くなります。
また、思春期にはこの男性ホルモンの分泌が増え、皮脂分泌量が増加します。
皮脂分泌量の変化

スキンケア

  • 落とすケア
    皮脂分泌量が多く、毛穴が汚れやすいため、毎日のメイク落とし洗顔を丁寧に行います。
    さっぱりタイプの洗顔料がおすすめです。
    ただし、洗い過ぎると、水分が不足することで皮脂分泌を促進させ、さらにトラブルを深刻化させることも。
    洗顔の回数は守って行い、どうしてもテカリやベタつきが気になる時は、ティッシュで軽く抑えて皮脂を取り除きます。
    基本ステップ1「落とすケア」

  • 補うケア
    皮脂分泌抑制成分が配合された化粧水美容液で、皮脂の過剰分泌をおさえるケアを行います。
    また、肌を引き締める収れん成分もあわせて補うことで、徐々に毛穴を小さくする効果が期待できます。
    油分が少なめのさっぱりタイプで心地よいスキンケアを。
    基本ステップ2「補うケア」

毛穴が縦に長くしずく型にさがることで目立っている状態。
頬に多いのが特徴です。
毛穴がたるむ原因として、真皮のコラーゲンの減少や変性が考えられます。

真皮は弾力やハリを与える肌のベースです。
その約70%を占めるコラーゲン線維は、肌の伸縮性やハリを保つ働きをしています。
コラーゲン線維は、老化や紫外線によって働きが弱くなり、同時にコラーゲン線維を生成する細胞も働きが弱まるため、新しいコラーゲン線維が作られる量が減少。
徐々に肌のハリは失われ、重力にしたがって下方向へたるみます。
その時、毛穴も下方向に引っ張られることでしずく型に広がり、毛穴が目立つようになります。
このように、たるみ毛穴は真皮が衰えているサイン。
毛穴が目立つ部分だけではなく、全体的にハリをアップさせるためのケアをすることが大切です。

スキンケア

  • 補うケア
    ハリをアップするコラーゲン産生促進成分や、細胞を活性化させる細胞賦活成分が配合された化粧水美容液でケアを行います。
    また、肌を引き締める収れん成分もあわせて補うことで、徐々に毛穴を小さくする効果が期待できます。
    基本ステップ2「補うケア」

  • 守るケア
    紫外線はシミやそばかすだけではなく、シワやたるみなどの原因にもなります。
    日中は日焼け止めを使用することで、紫外線による真皮の衰えを予防することができます。
    基本ステップ3「守るケア」


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